万水川(よろずいがわ)・犀川

犀川へ流れ込む清流はたった数キロではあるが、きれいな水に水草の揺れるその独特の雰囲気は是非一度は味わいたい。
都心から中央道、長野自動車道豊科インター経由で4時間で行けるが、この川だけ目指すにはちょっともったいない。できれば高瀬川や犀川とあわせて下りたいところ。そのまま下ると1時間もかからず、アッという間に犀川と合流してしまうからだ。たった数キロであるが景色の移り変わりも楽しめる。川の途中に大王わさび農園があって丁度水車小屋が川沿いに並んでいる。観光客がカヌーを間近に見れるポイントでもある。犀川合流までは瀬がないので初心者でもいけるが、水車小屋へさかのぼるポイントを見逃すと犀川合流ポイントまで休憩するところはない。
合流後しばらく犀川を下って、睦橋か日野橋までが一番長いコースとなる。(電車の場合、少し手前の木戸橋からなら駅まで歩ける。)その先は数キロ間は川が無く水路になっているのだが、さらにもう少し行くと信濃新町まで十数キロ下れるコースもある。
犀川合流直後の犀川橋以外は駐車スペースはほとんど無い。他の川が増水や渇水で下れないときにもいいだろう。半日あれば十分過ぎるコースだが交通機関がないので車は2台もしくはタクシーが必要となる。

戻る

距離(Km)
スタート
ゴール
コメント

1998.8

6

万水橋

木戸橋

最初は水路だが、だんだん辺りを木が覆いはじめ、観光地の大王ワサビ農園の水車を見ながら支流を溯れる。清い流れに水草が揺れる。この独特の雰囲気はめったにない。緩やかな森の道を歩かずに舟で下る感じ。水量が多い方がより雰囲気が出るので、犀川、高瀬川が増水時で下れないときにもよい。

yorozui19980801.jpg
yorozui19980802.jpg
yorozui19980803.jpg
yorozui19980804.jpg

スタート地点は狭くこれからどうなるのか楽しみだ

スタート地点のさらに数百メートル上流はかなり細い水路もある

スタート地点はやや上流の左岸

みごとにきれいな水路はだんだん広くなる

 

距離(Km)
スタート
ゴール
コメント

1998.8

10

万水橋

睦橋

2週続けて下ったが、先週の方が水量が多く、きれいで感動も大きかった。犀川合流後は先週より水量が少なくなって大きな瀬も出現して面白かった。

yorozui19980805.jpg
yorozui19980806.jpg
逆Y字絽を右に曲がり、大王わさび農場の水車小屋を少しさかのぼる
観光客から注目を浴びる
流れが速く、さかのぼるのは途中であきらめ、戻るところ
ここは黒澤映画「夢」でも使われた場所

 

距離(Km)
スタート
ゴール
コメント

1999.7

6

万水橋

木戸橋

3度目の万水川は濁っていたが、大王わさび園の水車脇から流れている支流は水草の見えるきれな水で一安心。
梓川、万水川、高瀬川という安曇野の川は、同じ日であっても川によって水量や水質がかなり違っていて、今日はこっちの川の方がいいという具合に川の状態に応じて選べるところが面白い。

yorozui19990801.jpg
yorozui199908011.jpg
yorozui19990802.jpg
yorozui19990803.jpg
スタート直後の水路

右岸にはこのへんでは大きい蕎麦屋「ごほーでん」がある

しばらく水路が続くが、流れが速いので、漕がなくてもいい

もうすぐ橋を超え、景色が変わる
ここからが第2ステージ
yorozui19990804.jpg
yorozui19990805.jpg
yorozui19990806.jpg
yorozui19990808.jpg
水路が終わり右カーブ

逆Y字絽を右にさかのぼりるとすぐに大王わさび農場の水車小屋に到着

さらに水車脇の支流をさかのぼると橋を超え、その上流は急に細くなる

水車を過ぎるとここからが第3ステージ
yorozui19990809.jpg
yorozui19990810.jpg
yorozui19990811.jpg
yorozui19990812.jpg

細い山道を下っていく感じがなんともいえない

いくつかのカーブを過ぎるとあっという間の万水川も終わる

右から犀川と合流後、すぐに左から穂高川、高瀬川が合流し、いきなり大河となる

その先の木戸橋までは、前回より瀬は少なかった

 
距離(Km)
スタート
ゴール
コメント

2002.5

8

万水橋

マレットゴルフ場

水は多からず少なからずだが、相変わらずきれいな水だ。スタート地点の橋は工事をしていたので車が入れず、橋の手前左岸からスタート。12人のツアーだったので全員が途中の水車脇支流を遡れるか不安だったが、無事だった。観光客も相変わらず多いところでいつも注目を浴び照れてしまう。我々は景色の中にいた方がいいのか、いない方がいいのか?
犀川合流も水が多いため、恐怖感はなかった。そこから先は瀬も無く早いペースでゴールへ向かう。

yorozui20020501.jpg
yorozui20020502.jpg
yorozui20020503.jpg
yorozui20020504.jpg
スタート地点の上流側

今回は水路の段差も大きく、フネに結構水が入る

水車脇は夏のゆらゆらした水草がまだ少ない。そのかわり、ニセアカシアの花吹雪が舞い降り、水面に広がっている。

水車を超えるあたりからは、遡りも楽ちん
yorozui20020505.jpg
yorozui20020514.jpg
yorozui20020506.jpg
yorozui20020507.jpg
上陸してわさび田を観光する
再出発

水車小屋を出るとすぐに覆い被さるような木の間を抜けていく。自分はここが一番好き。

犀川合流後はこれまでとはまったく違う景色が広がる。水が川幅いっぱいに。この瞬間が好きだという人もいる。
yorozui20020508.jpg
yorozui20020509.jpg
yorozui20020510.jpg
yorozui20020511.jpg
「木戸橋の瀬」もほとんど瀬はなかった

「杭の瀬」も瀬は無かった。
その先でちょっと休憩

少し休憩。このあたりは護岸工事も無く、景色がいい

ドクロ岩の手前。ゴールもすぐだ。
yorozui20020512.jpg
yorozui20020513.jpg

マレットゴルフ場手前の左カーブでは右岸に石で積み上げられた水制がある。水量が少ない時は要注意だ。なるべく左へ漕ぐ。注意を促す看板もできた。

ゴールのマレットゴルフ場。明日はゴルフ大会がある。

戻る