カイトウイング徹底解剖
 

セッティング

セッティングは楽。2度目からは5分もかからない。

最初にマストをセールのスリーブに通し、クロスバーを取り付け、カーブチップ(マストチップ)、Yチューブ、バテン、リアコード(アウトホールライン)の順に取付ける。

ダクロンセール(マイラーセール)の場合はマストをスリーブに通したまま収納できるのでさらにセッティングは簡単だ。

セールのバテンは全部で5本、長さは2種類。奥まで差し込んで最後にゴムロープでひっかけるだけ。バテンテンションがいらないので、取り付けは簡単。

モノフィルムのセールの場合はマストからはずして収納することになる。セールセンター部をダクロン生地にすれば、ダクロンセールと同様にマストスリーブにマストを通したまま収納できるのでは?

カーブチップやリアコードのテンション調整でフォルムが少々違ってくるが、どこまで性能的な違いが出るのかは不明。

wing01.jpgケースに1式が入っいっている。
見た目はウインドのセールケース
wing03.jpgマストは最初からセールにとりつけたまま
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パーツはこれで全部
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そのままセールを広げた状態

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クロスバーを取付ける

マストから伸びるYチューブをブームに取付ける

カーブチップ取付けてテンションをかけた状態で5本のバテンを差し込む

バテンを差し込むとフォイル形状がきれいに出る

最後にリアコードをブームエンドに引っかける

 



パーツ

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マストとブーム、クロスバー、Yチューブはアルミ製で結構太い。軽量なカーボンタイプもある。

ブームはアルミ剥き出しなのでグリップ感があまりよくないが、走行中につかむ位置あたりはノンスリップゴムが巻いてある。

ブームエンドやカーブチップの先には地面についても平気なようなプロテクトパーツがあったほうがいい。

ダクロンセールは窓部分だけ透明なフィルムが付けられていて、かつてのウインドのセールを思い出す。視界がクリアなモノフィルムタイプのバージョンもあり、より新しく軽やかな感じがする。

wing06.jpgマストスリーブをずらしてカーブチップを差し込む

wing07.jpgカーブチップを取付ける
テンションはマスト上下均等に

wing10.jpg差し込んだバテンはゴムロープに引っかけるだけ

wing12.jpgマストとブームの接合部
マストの上下はワイヤーのようなものでつながっている



フォルム

ウインドのセールに似ているが、セールの形が上下対照で、ブームも片側にしかない。水平にするとセールの上側には突起が無く、水平にして風にはらませるとハンググライダ−のようで、まさに翼だ。

全体フォルム(内側:風を受ける面)
全体フォルム(外側)
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