自作ランタン


オイルランタン  2006年

内部キット

「ハイマウントフォレストヒルキャンドルランタン」をオイルランタンに改造してみた。
この仕様は完全オリジナル。アウトドア用としてはかなりコンパクトなもの。このパーツを使えばどんな容器でもオイルランタンに変身!

芯を通す金属はエアコンプレッサー用のバルブ(内径5mm)でキャップもあって大きさ、色といい丁度良い。4mmのランタン用芯(靴紐等の綿紐も可)を通すと少し緩いため、芯にコンロ等で使う柔らかいアルミをパイプ状に巻いてバルブに差し込むとちょうどいい感じに。これで芯の位置や火力の調節が細かにできる。試しに使った容器は直径4センチ、15cc程度のものと小さいため数時間しか使えない。(後日ガラスビンに変更)熱対策として容器の上にアルミ板を取付けた。

制作費:約500円(バルブ、キャップ、ナット)

赤いリキッドオイルを入れて火を灯すとこうなる!ちょっと高さが?
写真右下は幻?のイワタニのガスキャンドルランタンとともに(中禅寺湖)

外部キット

上のオイルランタンは自作といっても火を灯す部分だけと中途半端なので、ランタンを収めるハコも作ってみた。
BePalに「ジンバブエ式キャンドルランタン」の作り方が掲載されていたのでそれを参考にした。

ポイント: お気に入りのデザインの珈琲缶などで作れる。

写真のように収納時はコンパクトな缶珈琲サイズ。使用時にホヤを取りだし、缶の上に取り付け蓋をする!重心が上部にあり、置いて使うと倒れてホヤが割れてしまうので、なるべくつるして使うほうがいい。

製作時間は2〜3時間程度
工具:ドリル、ガラス用やすり、金属が切れるはさみかニッパー
制作費:缶とビン代は除いて約500円(ワイヤーやボールチェーン、針金など吊り下げるためのパーツ)

  
※倒してホヤが割れたのでホヤ無しで撮影

パーツはざっとこんな感じ。主なパーツは下で紹介しよう!
・缶3個
1.メインの缶は上部1.2mm程度をカット
吊るすための針金やワイヤーを通す穴をあける。空気穴もあけたほうがいい。

2.中の缶
メイン缶の上に差し込むので使用時は隠れる。
(缶の下部2cm程度カットしたものを使用し、バルブを通す穴とそその周りに空気穴をあけ、缶の周りを短冊状に縦にカットしてメインの缶に差し込みやすくする。
(ワイヤーで吊るす場合、メイン缶でなくこのパーツに付けると好みのデザインのメイン缶がいろいろ交換しやすい。)

3.蓋部分
下部2cm程度カットしたもので上部に空気穴をあける。
(ワイヤーで吊るす場合は横に2箇所ワイヤーを通す穴をあける。)


さらににピアノ線のハンガー、電池スプリング、安定用羽根も用意

・ホヤ
直径5センチのガラス瓶の底をカット
BePal情報によるとユウキ食品のコチジャンなどのビンがサイズ的にちょうどいい。確かに缶に収まり、タブキャンドルも入るぎりぎりサイズだ。
赤い蓋はランタンのバルブを通す穴と空気穴も適当にあける。

ビンを切るには、ガラス用やすりで溝を作るように約20分周りを均等に削り、溝がある程度できる頃パカッと割れる。
(BePalでも紹介されている「やすりで溝を付けてそこにオイルを浸したたこ糸を巻きつけ、燃やして水にいれる方法」ても割れるが、きれいに割れないこともある)

・ランタンメイン部
1.高さ8センチ直径4センチ以内のサイズのガラスビンを用意し、蓋にバルブを通す穴をあける、バルブを通し蓋の裏にナットで固定。
(熱に強いNARUGENなどボトルが軽くていいかも)

2.上に、差し込み用の「中の缶」と、赤いホヤの蓋(ガラスビンの蓋)を通して固定。使用しない時はバルブにキャップを付けておく。

あとはこのままメイン缶に差し込み、ホヤを赤い蓋にねじ込んで固定し、蓋を乗せてできあがり。吊るす場合はワイヤーが熱くなるのでさらにボールチェーンを付けた。

 

 

 

  

改造版

・よりメカニックなバージョンへ

「ワイヤー」から「ハンガー」へ、「足」で安定化
このランタンは重心が高く安定性が悪い。実は完成直後に倒れてホヤが割れてしまった。そのため少し改良!
針金のハンガーを追加し、チェーンを引っ張れば蓋の取り外しが出来、ばねの力で蓋を押さえるメカニカルな仕組みに変更。ボールチェーンを引っ張って蓋の開閉ができるので熱くないのだ。随分立派な感じとなった。

・キャンドルランタン仕様

キャンドル仕様はさらに簡単だ。キャンドルを置くところに余った缶で板をクロスさせて,ボルトで固定するだけ。

缶の下に足つきのパーツを追加し安定性をアップ!。右は羽根を広げたところ。多少安定する。

珈琲ランタン3兄弟

・オイルランタン1号の最終バージョン
・ロウソクランタンバージョン
・軽量化バージョン

オイルランタン1号(銀色の缶)はメイン缶の下に蓋と同じ程度のパーツを付け、コンパクトな足(羽根)に変更。また、収納時にはそこにランタンハンガー下部を缶に差し込むことでハンガーと本体が固定され、きれいに収まるようにした。これで完成!結構活躍しています!概ね好評です。

「FIRE」はロウソクランタンはガラスビンを除き、材料費は500円!少し酸素が足りず、炎が小さいので、蓋を改良する必要あり。

軽量化バージョンは珈琲缶の中でも背の低い物を使用しコンパクト化。ホヤには真鍮メッシュを使って軽量化。ガラスホヤのように割れることは無い。ただしメッシュなので風には弱く、ロウソクでなくオイルランタン専用。反射板をつけてみたので風よけとともに多少明るさも増す。



LEDランタン   

2003年
LEDライトでランタンにならないかと、30分で作成。とにかく携帯性重視ということでフィルムケースを利用。光が上に漏れるので、中に円錐の反射板を取付けた。光が蛍光灯のように白っぽいので多分そのうちいろいろLEDランタンが開発されるでしょう。
このLEDライトはクリップがついているのでいろんな所に取り付けられ、キャンプでは結構便利。
   
2006年
LEDランタンも3年ぶりにバージョンアップだ!
サイズは92mm×26mmと単4電池3本としては普通サイズ。このサイズにこだわったのは3年前(上欄)に作ったフィルムケースランタンをそのまま取付けたいため。下にキャップを付けてさらに高さをだしてみた。

最近のLEDはに1Wタイプで従来型LED10個分の明るさ、俗に「スーパーLED」といわれるLuxeon等の3Wのタイプは従来型LED30個分の明るさといわれているようです。これ一個でも直視できない明るさ。これが何個もついてたら、何を照らしたいの?というくらい明るすぎて笑えてしまうでしょう。

(下の写真)
1000円のLEDランタン(5灯)との比較(左)。このランタンは光量調節が5段階できるところがポイントで、形もかわいい。でも、明るさとコンパクト性では右の9灯タイプが勝りました。

(黄色のセロファンなんかを巻けばムードも出るかと思ったが、暗くなって色合いも不自然でした)


 

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