使用感想など
エコアウトドアの提案

アウトドアといえば自然と親しみ自然と遊ぶもの。聞こえはいいのですが、車で森や川に入っていったり、ゴミを置いていったり、うるさくしたりと逆に自然を壊しているのも事実。私もアウトドアを楽しむ際に少なからず自然にインパクトを与えています。

そういうわけで、私の場合はキャンプ道具を積んでツーリングに出かけたり、カヤックを積んでサイクリングとシーカヤックの両方を楽しんだり。スケボーやインライン、カイト、そしてダッチオーブンなど遊び道具を積んでいったりすることも。少々の荷物なら車を使わなくてもいろいろ積みこんで遊べる!これが私なりの「エコアウトドア」の提案です。(車が必須等住む場所にもよりますが)

また、オフロードや狭い道でも走れるので、災害時の運搬などにも活躍できるのかもしれません。

 

組み立ては?

トレーラーの組立ては数分です。慣れれば3分かからないかもしれません。
後輪を専用のクイックレバーに取りかえておけば、ワンタッチで自転車と合体します。
重い荷物を積んでいる時は車体が真っ直ぐでないとスムーズにロックがかかりません。

重さは?収納は?

7キロちょっとです。折りたためるのでコンパクトに保管できます。

とりまわし、内輪差は?

自転車を手で押してみると、トレーラ―もあとからちゃんとついてきてくれます。その従順なところがかわいいですよ。カーブはもちろん狭い交差点でも違和感無く曲がれます。
自転車とトレーラーは90度以上の角度になると干渉します。狭い道での急転回はムリしないこと。
自転車をある一定の角度まで傾けると、トレーラーのサイド下部が地面に擦れ始めます。乗ってる時に倒す角度ではないのですが、取りまわしでは注意が要ります。
スラローム走行もOKです。トラックのような内輪差は多少あるはずですがあまり感じませんでした。ポールの横を通過する時など引っ掛けないように気をつけたいと思います。

バックは?

バックするのは難しいです。トラックも多分同じように難しいのでしょう。練習が必要です。いざという時はトレーラーを持ち上げて無理やり方向を変えることも。

(練習)
・真っ直ぐバックできるようにする。
・どちらにハンドルをきればどのような挙動をするか、慣れるまで練習し、微調整もできるようにする。
・90度、180度転回しての車庫入れ(指定位置までうまく移動させる)→※結構難しいです!

(コツ)
・自転車自体を前輪と考える。
・トレーラーのタイヤの向きをしっかり見ておき、ハンドルでの微調整を繰り返す。
・全身はハンドルの切れ角を一定にすれば曲がる角度も一定だが、バックの場合、徐々に角度が急になってくるので、曲がる途中で徐々にハンドルを戻しはじめること。
・自転車とトレーラーの角度は150度程度まででそれ以上曲げないように調整する。それ以上の角度になると操作不能となるので一旦前進して態勢を整える。
・バックで進行方向左転回する場合(自分が自転車の左に立つ場合)は右転回より難しいので車体をなるべく立てること。

荷物はどれだけ積めるの?

このトレーラーは積載35キロまでOKとのことですが、快適にそして安全に引っ張れる重さにも限度があるようで、せいぜい20キロ以下といったところでしょうか?荷物の積み方も左右のバランスには気を使ったほうがいいかもしれません。
これ以上の荷物を運ぶ場合は2輪タイプのトレーラーのほうが積載能力もあり、安定感、安心感があっていいのではないでしょうか?
カーゴの大きさですが、プラスチックボックスを丸ごと積んで多少余裕があり、マネキ製作所の「TX型トレーラー」より少しだけ大きいようです。試しにボックスを載せその上に120センチのロンスケも積んでみましたが、トレーラー後輪よりも少しはみでてしまいます。

荷物を積んだ時の走行は?

トレーラー自体は走り出してしまえば快適そのもの。10キロ程度の荷物なら引っ張る重さもほとんど感じません。曲がり角も問題無く調子いいです。
試しに22キロくらいの荷物を積んでみるとトレーラー自体の重さが7キロ代なので約30キロ分を牽引することとなります。取りまわしでちょっと傾けると自転車前輪が浮き上がってしまいます。
荷物が重い場合は走りだしで少しハンドルがふらつく感があり思わずグリップをしっかり握ってしまいます。
走り出せば重さはそれほど気になりません。しかし、上り坂になるととたんに重さを感じます。
トレーラーの挙動が多少遅れてハンドルに伝わり、気を抜くと走行ラインが左右にぶれることがあります。そうなると車道は怖く感じ、のんびりライディングというわけにはいきません。

荷物を積んで引っ張る場合、出足が重くなるのはしょうがないとして、低重心なのでターン最中などは自転車に積むより安定すると思います。停車時、車体は真っ直ぐに立てておかないといけません。
河原でのオフロードや下り坂もゆっくり走る分には問題無し。
荒れた路面では硬い荷物を置くとガタガタうるさいです。緩衝材とベルト固定が必要なようです。

とにかく長さには注意が必要。横断歩道を渡り終えても、意識していないとトレーラーがまだ車道に残っていることもあります。たまに後ろを見たり、取りまわしやカーブで気を使うなど、おおげさにいうと長距離トラックの運転手になった気持ちになれます。

駐車時のスタンドは?

駐車時、スタンドだけで自立させるには不安定となりますが、前輪、車体、トレーラーを緩い円を描くように置くことで5キロ程度の荷物まではスタンドでの自立にも耐えられそうです。
スタンドが使えない場合はできる限り壁に立てかけるか、壁が無い場合はまるごと横倒しにしたり、駐車場では車止めブロックにトレーラーを少し載せるといいです。
センタースタンドを使うのが一番良さそうです。トレーラー自体にスタンドを加工してつけたり、別途トレーラー用の台座を用意することも検討中です。

人は載せられるの?

一輪タイプのトレーラーは、危険なので人を載せては行けません。

急ブレーキは大丈夫?

空荷の状態なら心配なさそうですが、荷物があるときは挙動が変わります。トレーラーが横滑りすることがあるので基本的には車体がまっすぐな状態でのみ使用するよう注意が必要です。

旗は必要?

緑色の旗が付属しているのですが、旗を立てるのはちょっと恥ずかしいです。でも、トレーラーは車高が低く、通行人や車などから気が付きにくいため、安全上付けたほうがいいようです。特に夜ならなおさらでしょう。
いざつけて走ってみると旗は大きく揺れるので、後の車からみるとすごく不安定な感じに見え、よりこちらを避けてくれることが期待できそうです。


トレーラーは運搬目的以外にもメリットはあります。

遊び道具やキャンプ道具を積んで行った時、現地ではトレーラーにすっきりと荷物を置いておけるのはいいところ。

街中を走るとかなり目立ちます。今のところ注目を浴びる覚悟がいる乗り物でしょう。そのうち当たり前のように見られるかも?

ただいま次なる使い方を構想中です。お楽しみに!


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