セーリングキット詳細

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1号機(2002.7)

失敗例もあわせてキット1号機のパーツの詳細を紹介します。

セールキット
上からブーム、マスト上部、マスト下部およびフネへの取付バー
リーボード、マスト台座、ラダ−、セール

ラダー

ドアノブと金具をむりやり組み合わせて取付けた。金具の組み合わせに苦労した。ロッドも長いネジ
ラダーは塩ビ板

ロープを引っ張ればラダーを上げた状態で固定できる。左右に広がるパーツにラダー操作用ロープを取付ける

実際に取付ける
ホリデーには純正ラダー取付け用の赤い円柱状のパーツが船尾についている

ラダー自体はカヌーとしては十分使えるが、セーリングには小さ過ぎるようだ

フットレストにペダルとなる板を取付けたが、割れたため、ビニールチューブに交換。これは失敗。板の方がよかった。

取付け時の全体像

 マスト (マストベースとフネの取付け部)

台座はフネの底に挟みこめる。
マストの取付けはボルトで止める

マスト下部とフネへの取付け部
マストを2本のバーで挟むようにしてベルトでフネを固定
ボルトを緩めればバーも縦に畳める
上の金具でセールロープを止める

マスト上部と下部のジョイント
少しゆらつく
左の金具でセールのトップからのロープを止める

フネに取付けたところ
フネ自体少しねじれは残るが、それなりに剛性がでる
バーの端はフネを痛めないよう、スポンジやゴムキャップで保護

  リーボード

リーボードはもう少し強度が必要

マスト取付けバーからL型金具でフネのサイドにリーボードを取付ける。金具自体強度が無く曲がってしまった。
左右両方に取付けるほうが効きがいいはず。

フネに取付けたところ
後ろ側バーの取付け角度を変えることで、L型金具の向きを斜め後ろにできるので、リーボードの位置も10センチは調整できる。

  ブーム

ブームとマストの接点は固定していない
これも無理やりマスト径にあわせた

ブームエンド
上の金具セールロープ取付け部、下は実際に手で持って引き込むロープ

ブームをマストに取付けたところ。どの高さにもつけられる。

セール

かなりいい加減な作りなので、詳細は省略
素材はナイロンオックス
直角三角形セールが2つ
ロープ取付け部はリングを2つづつつけて、少しは強度アップしてるが、補強がほしいところ
少しでも面積を増やそうと、台形にした。台形上側にはウインドセールのマストチップ代わりに台所の割り箸を拝借

風に合わせて1枚でも使用できるが、2枚セールの時は操作が難しくなる。
1枚セールにしたかったが、風圧中心を下げてフネを安定したいため、ブーム位置を下げ、ブームエンドを体の前でまわるようにした。また、売っていた布の幅がこれ以上無かったのでかなり面積が小さいくなり、やむなく2枚のセールとした。

(参考情報)

セールキットはグラブナーの市販キットよりやや小さい程度です

マスト長:3m
ジブセール:1.3m2 メインセール:1.7m2

あわせても3m2と小さい。
ウインドのスタンダードセールの半分もない。つまりスピードはたいして出ない。

製作:
構想設計1ヶ月
材料買出し4回
製作5日(実作業2日)
製作費用:1.5万円

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2号機(2004.8)

セーリングキットを改造したので、主なパーツ改造点を紹介
 

セール

セールはウインドのセールを流用。4.4m2のセールの上半分を泣く泣くぶった切る。自作的な感じが無くなってしまったが、これまでのよれよれセールから大きくイメージが変わり、かっこよさはかなりアップした。
さすがにウインド用のセールなので空力的な部分はいいし、サイズも2割ほどアップし、パワーはそれ以上アップしたのでは?

サイズは約2m2で、少し横方向に大きくなる

ウインドのセールには比較的丈夫なバテンがあるので、ラインをバテンエンドに直接取付けた。かなりの強風で無い限りこれで、充分。
ブームを使わなくなったので、軽量化にもなった。

ラダー

ラダ−が小さく操作もいまいちだったので、ラダ−を大きくし、かっちりしたペダル動作ができるようにした。
今回のテストでラダ−がちゃんと下に向かず、水流抵抗で上にはね上がってしまい、舵が重くて効かなくなることがわかったので、陸での移動時や浅い所など上にはね上げたい時と、セーリング中の下ろしたい時とでラダ−の角度を切り替えられるようにした。

ラダ−システムの全体的なイメージ。

ペダルを取付けるベースのバーをロープで固定。ペダルのどちらかを踏み込むと船尾のラダーが向きを変え、ターンする。ペダルはゴム付きで足を離せば戻る。

ペダル裏部分。タオルかけなどのパーツを流用し、回転動作がスムーズだ。

青いラインに注目。1本のラインをラダーの2箇所の穴に結んだ。どちらかを引くと跳ね上げた状態と下ろした状態のどちらかに固定できる。そしてラインに2箇所引っかける輪ッかを作る。

座席後ろから1本の青いラインを出し、左写真で作った片方の輪に引っかけることで、ラダ−の位置を固定する。

リーボード

リーボードは両側に取付け、さらに取付け方を変えることで、かなり横流れ防止効果と共に安定性が増した。

リーボードはバーで固定すうr。位置は固定さえできれば変えられる。
※ボードは水の抵抗で後ろに傾くので、バーの位置よりはボードの水中の位置は後方となる。

ボードを両側から挟むことで、安定性が増した。これもタオルかけなどのパーツ。20円くらいの板を追加したので反対側とボードの形が全然違う。細長いのがいいのか、幅広がいいか左右で違いを試す予定。

 

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