2号機完成!

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 足回り改良(2004.8.19)

前回の反省から2年。久々にキットを取りだし、ラダーの大型化、リーボードを左右の2枚に増やし、ペダルももう少しちゃんと動くものにしてみた。本栖湖で試乗。リーボードを2枚にしたことで横流れは少しなくなったような気がするし、取付け方法を変えたのでかなり安定したようだ。幅広タイプと細長タイプを左右別々に付け、どちらがいいかも試したい。ラダーは水流の抵抗と木の板の浮きやすさもあって、下に向かずに斜め後ろに跳ね上がってしまう。舵が重くて効かないので、下に向くよう固定が必要だ。
本栖湖特有のブローにもなんとか耐えてくれたし、少しは風上に上れるようになってきたようだ。ジブセールを使うとリーボードの位置が相対的に後ろめとなるので、上りにくくなってしまう。セール2枚の場合は位置を変えたほうがよさそうだ。

次回はもう少し大きなかっこいいセールをつけてなんとかスピードが出るようにする予定。目標はあいかわらずパドリングより速く進むこと。それから肝心なことは、自分以外の人でも操作できるキットにすることかな。

   

    

平日の本栖湖は寂しいくらい空いている。写真は今回とりつけたペダル。どちらかを踏み込むと船尾のラダーが向きを変え、ターンする。ペダルはゴム付きで足を離せば戻る。

2号機完成!(2004.9.4)

先月の改良から2週間後、セールを取り替えてみた。セールはウインドのセールを流用。4.4m2のセールの上半分を泣く泣くぶった切る。はさみで簡単に切れた。自作的な感じが無くなってしまったが、これまでのよれよれセールから大きくイメージが変わり、かっこよさは大幅アップ!
セールサイズも2割ほど大きくなった。ウインド用のセールは空力的性能はいいはずなので、パワーはそれ以上アップしたのでは?

セールを切ってとりつけてみると、なんとジャストサイズ!使っていないセールを切る決断に2年も要したが、中古セールなら数千円で売っているので、生地を買って作るよりは素人には簡単だ。今回セールバテン(セールにつける骨のようなもの)のみでブームを使わなくなったので、軽量化もされている。フィルムも透明でよく見える。ただし、セーリング途中で風が吹きすぎてセールを下ろしにくいという欠点はあるし、布と違って収納サイズはいまいちだ。

キットの詳細はここをクリック

 

早速いつもの多摩川でテスト。風は2〜3msの微風。ウインドのセールはバテンをフット部(一番下のみ)付けそれ以外は抜いてみたが、微風でも結構きれいなフォイルが出る。 河原の子供達からも「かっこいい」と声をかけられ、気分も上々。
浅瀬で写真を撮ってみた。勝手に風を受けて進んでいくので嬉しいことだが要注意だ。 

肝心のセーリングはどうかというと、風が弱いのでスピードは出ないが、ウインドでは立ってるのもつらい風でも、するっと進んでいくし、上りも下りもOK。微風時ではタック(風上ターン)もジャイブ(風下ターン)もできた。ウインドセールのおかげで、風上方向でもセールパワーがあり、失速しにくいようだ。
微風だったので、これまでの黄色いメインセールをジブセールとして使ってみた。多少は微風時は効果あるだろうが、取回しに馴れがいるので、もう使う必要は無いかも。5msセールを付けたウインドサーフィンと並走してみると、風速3mくらいなら同じ速度で並走できた。(風が上がると、絶対負けるけど)
3時間ほど乗っただろうか。湖でのんびり楽しむ分には、行ったりきたりでずっと遊べる。

あとは、どの程度スピードが出せるか、どの程度の風まで使えるかをテストするくらいか。前回本栖湖のブローでも耐えて上れたので、このセールでもマストが耐えられれば一応完成だ。

 

2004.10.2 再度試乗!

風が3〜4mで再度試乗した。

フリー走行は?4mの風だと結構傾きながら進むので風上に体重をかける必要あり。でも横乗りではないのでヨットのようなハイクアウトの姿勢はできない。アビ−ム(風向きと垂直)でも風上風下方向にも進めるが、安定した角度がとれないので、微妙なラダ−操作がいる。ブローが吹くと急にウエザーヘルム(風上に向いてしまう)が強くなるので、セールを開き、ラダ−で調節。

リーボードは風が吹けば片方を上げて片側だけで充分機能するようなので、微風時とで使い分けるとよさそうだ。

セールのドラフト調節(ブームバング的な調節)だが、ブームを使わずバテンしかないおかげで、セールフット部の上下角度を直接変えられ、ドラフト調整もしやすい。(うーん絵で書かないとわからないか。)

肝心のスピードは、やはり2m2のセールとやや幅広で短めのフネでは残念ながらそれほどスピードはでないようだ。5m以上の風も厳しそうな気がする。

タックはある程度スピードをつけないと回りきれないのだが、微風時はターン後半にブームエンドを前に押し出し裏風を少し入れると、反対側に回しやすいようだ。ウインドでいうヘリコプタータック的な動き!

ジャイブは微風でも風が強くても結構調子よくターンできる。回転性能はなかなかいい。回転性がいいので、ターン中盤でセールを引き込み、ターン後半で頭の上をブームが通りすぎるようにセールを返す。ウインドでいうダックジャイブが可能だ。

またまた2時間以上川を行ったり来たりしたが、あらためてなかなかいいできと感じた。バンピングやターン時などウインド的なセールトリムもできる。ラダ−の反応が鈍いので(スピードが出るとペダルが重い)もう少し小さくしたほうがいいかも。

 

2004.10.10 三浦長浜ミニオフ会!

自作カヌー自作セーリングキット所有者のMUKOさんと初顔合わせ。シーカヤックの豚オフ会とも合流。
天候は曇や小雨のあいにくの天気の中、風は2〜3mと微風だったが自作シーカヤックアンドセーリングキットを持ちこんだMUKOさんと湾内を行ったり来たりと互いの性能を比べながらいっしょに走った。MUKOさん艇はパラソルのようにセールが畳まれた状態から、セーリング中でもセールの組み立てができる優れものだ!

シーカヤックに小さ目のセール、ダッキーに少し大き目のセールと、フネ自体のスピード性能とセール性能のバランスで、ほぼ同じスピード。加速と旋回性能はダッキーのほうがよかったようだ。

参加者2人と寂しかったものの、日本でも数少ないオフ会となったのでは?次回互いに改造を加えたもので再度披露したい!

いつかは、自作セーリングカヌーでレースなんかやりたい!と思った。

 
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